2020 Spring Summer Paris Collection Review
DAY 3
2020SS パリメンズファッションウィークの様子をカメラマン井上が独自の視点でレビュー
3日目はHannibal.、Parts of 4、HAMCUS、Yohji Yamamoto、STEPHAN SCHNEIDER、Daniel Andresenの様子をお伝えします

フランス人の一般的な朝ごはんってなんでしょうか?
パンですか?
何にしてもきっとおしゃれなものを食べているのでしょう。
かく言う私達はと言いますと普通にそうめん食べてたりしましたね。

違和感ですよね...
初のパリ出張の私ですがこれまでもこんな感じだったのでしょうか?
いまだに確認できておりません。笑

でも、桃谷さんが作るそうめん美味しかったです。
ありがとうございました。

はい。ということで3日目スタートしました。

1.前後で配色が変わるベスト
2.気品のあるショールームにコレクションが並べられている
3.表情のある生地と明るいカラー
4.ショールームに置かれていたデザイン画

Hannibal. / Country of origin : Germany

3日目は表情のあるナチュラルなファブリックと落ち着きのあるカラーで魅せるアルチザンなブランドでありますHannibal.から始まりました。
ジャケットやパンツのベーシックなアイテムはこれまでのクオリティーをしっかりと継承。
質感とシルエットにこだわりつつ、素直なモノづくりへの精神を持ち合わせて完成されるハンドメイドのプロダクトは満足できる仕上がりとなったのではないでしょうか。
クラシックで綺麗目なスタイルがお好みの方にオススメのHannibal.20SSコレクション。
確かな手応えを感じられる新シーズンへの高鳴りにこちらの胸も踊ります。

1.ショールーム外観
2.スカルモチーフ
3.ネックレスだけでもバリエーションは数多い
4.煌びやかにコーティングされたゴールドカラー
5.人気の高いシリーズのアイテム

Parts of 4 / Country of origin : Indonesia

花器に活けられた百合の香りが漂うショールームに数多の煌めきを放つParts of 4の作品集。
果たしてここには何点の作品が置かれているのか、数え切れない無数のコレクションは眺めるだけで圧巻のレイアウトでした。
時には緻密に、そして時には大胆に創作される幅広いデザインセンスは、見る人を虜にする潜在能力を秘めている気がします。
今回は今までに取り扱っていたモデルのものだけでなく、新しいアイテムもピック。
スタイリングを華やかに引き立てるParts of 4のジュエリーコレクションを心待ちにしている方も少なくないはず。

1.2020SSコレクション
2.ブランド個性溢れるラインナップ
3.有名漫画AKIRAを連想させるオレンジ
4.カラー展開には淡いピンクも

HAMCUS / Country of origin : Hong Kong

HAMCUS Design teamが作りだす20SSコレクションはアグレッシブ。
とにかくまず目についたのはオレンジ色のアウター。
キャッチーなオレンジ色はまさに有名漫画でもある”AKIRA”。
ブランドスタッフが”AKIRAカラー”だ。と言っていたが確かに、見覚えのあるような馴染み深いような気がしないでもない。笑
それはさておき、トップスにもパンツにも随所に備えられたファスナーを全開にガバっと開くことでシルエットに変化をもたらす作りや素材にはリフレクターを使用したりとなど、まるでゲームの世界から飛び出したような独特の提案とプロダクションの仕上がりは唯一無二のブランドであることを力強く表現しているのは間違いない。
バイタリティーに満ち溢れたパワフルなHAMCUSから目が離せない。

Yohji Yamamoto / Country of origin : Japan

毎シーズン、コレクションを楽しみにしているファンも多いYohji Yamamoto。
残念ながら展示会の様子は撮影NGのため文章のみでご紹介。
商品点数の多さもさることながら、さすがに他のバイヤーがたくさん訪れているためにぎわいを見せていました。
20SSコレクションは引き続きプリントや柄が目立つコレクションとなった。
第3弾となる画家の内田すずめ氏とのコラボレーションではより一層不気味な妖艶さが醸し出され、生地が揺れ動く様は見るものを不思議と引きつける引力のようなものすら感じました。
その他ベロア素材のアイテムや中世をイメージしたタロットカードチックな柄、抜粋したテキストをプリントしたものといった注目ポイントは多数。
ドレープを美しく見せるためのパターンを新しく考えられ、ロング丈のトップスの裾を綺麗に表現するためにショートパンツがリリースされるなど話題に事欠かないシーズンとなっている。
アイディアの解放と進化を恐れない山本耀司氏のダイナミックな表現を楽しみにお待ちくださいませ!

1.ショールームでは今シーズンのテーマSUNDY DIYをレイアウトに
2.チェック柄を採用したアイテム
3.テーマとコレクションの絡め方が面白い
4.コレクションではパープルカラーも目立った
2.ジャンプスーツをリリース

STEPHAN SCHNEIDER / Country of origin : Belgium

20SSコレクションテーマは ”SANDY DIY”。
その名の通り展示会スペースには砂を大量に使用したセットが作られていた。
シーズンテーマに沿ったセットを作り込んでショールームを見せる。
ありそうでなかったこの演出がなかなか素敵でした。
コレクションではワークウェアでもあるジャンプスーツを展開。
独特の色使いはこれまで回ってきたブランドとは違う、STEPHAN SCHNEIDERなりのきっちりした特色を感じられた。
”SANDY DIY”というテーマを落とし込みながらも上品な仕上がりに持っていくのはさすが。
STEPHAN SCHNEIDERが見せる20SSコレクションにワクワクしてきませんか?

1.ブランドを代表するニットウェア
2.深いグリーンのパンツが印象的
3.ショールーム入り口では看板がお出迎え
4.布帛ではナチュラルな雰囲気を見せる

Daniel Andresen / Country of origin : Belgium

ユニークなニットウェアコレクションを発信するベルギーのブランド、Daniel Andresenをご存知の方も多いはず。
20SSコレクションより取扱スタートです!
SSコレクションのためかニットウェアが多く輩出されているわけではありませんでしたが、その限られた数点からでも感じることのできる確かなクオリティー。
ニットウェアもさることながらリネン素材を使用した布帛のコレクションもしっかりと見どころ満載。
ブルーのアウターやグリーンのパンツの落ち着きのある美しいカラーと、ヨーロッパ特有のアンニュイな雰囲気のシルエットがこのブランドを象徴していました。
ナチュラルかつ繊細なタッチが特徴的なコレクションを展開したDaniel Andresen、乞うご期待です。


これにて3日目も終了です。

Yohji Yamamotoを筆頭に個性溢れるブランドが続いた3日目。
ファッションにも色々なジャンルがあって、それぞれ好きな人がいてと。
どれが一番いいかは決められないですが、どれもいいことには間違い無いですよね。

ではまたここで3日目のこぼれ話をひとつ。
Daniel Andresenのフロアから地下に続く階段を降りた空間にスペースが設けられていたレザーシューズブランドのEMATYTE。
19SSでのDEVOAとのコラボレーションが記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで発見したEMATYTEが作り出すスニーカーというものがあまりにも衝撃的でした。
レースアップタイプのつくりですがアッパー部分は継ぎ目のない一枚側で製作されており、反り返りや軽さにも驚き。
実際に試着してみると、その履き心地は今までになかった感覚です。
これはもう実際に履いてみてもらわないとわからないかと。
我々の中でそのスニーカーを試着したのは徳永さんと小林くんと小山さんと私。
もちろん4人ともその衝撃を目の当たりにしたのですが、この中で実は誰よりも興奮していたのは徳永さんでした。
この日仕事終わりにD.HYGENのデザイナーさん、パタンナーさんのお2人と食事をご一緒する機会があったのですがその場でもその話題を熱く語り、その後宿泊しているアパートに帰るやいなや別行動で現物を見ていない桃谷さん、高島さんにも熱弁を振るう徳永さん。
誰かに語らずにはいられないその姿がキラキラしていて、私自身、人を見て眩しいと思ったのは初めてでした。笑



4日目はZIGGY CHEN、Cornelian Taurus by daisuke iwanaga、KLASICA、D.HYGEN、O PROJECTの様子をお伝えします