2020 Spring Summer Paris Collection Review
DAY 1
2020SS パリメンズファッションウィークの様子をカメラマン井上が独自の視点でレビュー
1日目はGUIDI、The Viridi-anne、JULIUS、NILOS、Dimissianos & Millerの様子をお伝えします

2019年3月よりFASCINATEに入社しましたカメラマンの井上です。

これまで舞台写真、広告写真の経験を経てFASCINATEのメンバーとして参加、そしてこの度20SSのパリ展示会に同行して参りました。
今回のパリ出張に臨んだのはFASCINATEから徳永と小林、The Rから桃谷、.LOGYから高島、8月オープン予定の名古屋の新店から小山、そして私井上の6人。
ファッションについては浅識非才ですので、レビューについて物足りなさを感じる方もいらっしゃるかと思いますが、服が好きな私なりの目線と1年目の新鮮な気持ちでお伝えしますので一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。

4日間に渡るパリ展示会。
では、1日目から順にレビューをお伝えして参ります。

1.バリエーション豊富なバッグコレクション
2.赤系のシーズンカラー
3.整然と並ぶシューズコレクションは圧巻
4.シーズンカラーの美しいグレー
5.釘モチーフを捻じ曲げて絡めたシルバーリング
6.今シーズンの展示会では職人によるデモンストレーションを開催
7.ナイロンとレザーのコンビネーションバッグ
8.異素材ながらも深みのある黒が高級感を漂わせる

GUIDI / Country of origin : Italy

今回のパリ展示会はレザー好きの私が個人的に楽しみにしていたGUIDIからスタート。
エントランスを入ると数メートルほど真っ暗な道があり、プロジェクターから映し出される職人の製作風景と音の演出。
そこを通り抜けると自然光の入る天井の高い空間に随所にレイアウトされたグリーンが映える明るいショールームが現れ、GUIDI特有のレザーの香りが迎え入れてくれました。
もともと豊富な種類のモデルを揃えるブランドですが、春夏ならではの素材やサンダルを含めたニューモデル、レディースのコレクションもチェック。
バッグではレザーやリネンだけでなくナイロン素材のものも展開されています。

それだけにとどまらずジュエリーの製作にも力を入れているGUIDI。
ブランドが提案する釘をモチーフにしたリングやピアスなど、年々意欲的に進化を続けていることが感じられました。
途中からは職人の親子による靴作りのデモンストレーションが開始されるなど見ごたえのあるショールームに思わず圧倒されるのでした。

1.ショールームに使用した現地の撮影スタジオ
2.高天井の採光によりよりコレクションも映える
3.アウターコレクションの中には丸めてバッグのように肩からかけられるものも
4.シースルー仕様のアウター

The Viridi-anne / Country of origin : Japan

実際に使われている撮影スタジオをショールームとして使用。
バック紙やライトスタンドなど機材があるままの光景に非常に馴染みのある私には、天井高の天窓から取り入れる自然光と白ホリの反射はまさに光の空間、コレクションの見せ方も印象的でした。
毎シーズンThe Viridi-anneのアウターには注目していますがバッグのように丸めて肩にかけられるアウター、組み合わせによって着方のバリエーションを選べるもの、撥水加工のシースルー仕様など様々なアウターをリリース。

カットソーも背面のシームに特徴があり、単純にシンプルなデザインでは終わらせないブランドらしさが垣間見えます。
スタイリッシュなコレクションを展開するこちらのブランド。
デザイナーである岡庭氏の哲学を昇華させたThe Viridi-anneの20SSコレクションにご期待ください!

1.2020SSコレクション
2.背面にプリントをあしらったシャツ
3.今シーズンは落ち着いたカラーが目立つ
4.随所に置かれたアートオブジェ
5.ナチュラルな生地感

JULIUS / Country of origin : Japan

20SSでは自然とコンテンポラリーアートの融合を感じさせるJULIUS。
近年のデジタルチックなコレクションとは一線を画する雰囲気に。
定番の黒、イエローのみならずナチュラルな落ち着いたアースカラーが目を引きました。
オーガニック素材を使用したナチュラルでゆったりしたオーバーサイズのシルエットと大きく配された大胆なプリントが自然の中の力強さを表現したようなイメージに。

シューズは新しいソールが採用されており、見た目のインパクトはもちろん履き心地を追求したプロダクトです。
アート作品とともにレイアウトされた展示スペースは洗練された空気が流れており、アンダーグラウンドとはまた違うJULIUSの表現力の深さを見せつけるシーズンではないでしょうか。

1.豊富な種類を取り揃えるカットソー
2.特徴的なバッグ
3.各色ブランドの個性が出たNILOSらしいシューズ
4.ダイナミックなデザインが印象的
5.透けて見えるプリントがインパクトを放つシースルーアウター

NILOS / Country of origin : Japan

JULIUSのフロアから下に降りるとナチュラルな雰囲気から一変。 全面白塗りのスペースと、地下であるがための閉塞的な空間がNILOSの持つ世界観にグッと引き込みます。
色鮮やかなイエローカラーやJULIUSのプリントとはまた違う雰囲気のグラフィックをダイナミックに落とし込んだデザインは必見。
パンツの後側だけにプリントを施すなどインパクトはなかなかのもの。
シースルーのアウターではそのグラフィックを透かしてみせるなどデザイン性だけでなくテクニカルな一面も見られた。

また、毎シーズン、バッグやシューズなどの小物類は個性を持っておりますが20SSでもその存在感の強さは健在です。
NEO STREETを表現するNILOSの解釈を改めて感じられるコレクションとなっております。

1.高級感漂うシューズを取り扱うブランド
2.斑のある鮮やかなカラーのレザーブーツ
3.サンダルのカラーはブラックとホワイトが中心
4.針金を使ったユニークなレイアウト

Domissianos & Miller / Country of origin : Greece

JULIUSのショールームの近くに構えるのは1948年創業のギリシャのシューズブランドであるDomissianos & Miller。
20SSコレクションより取扱開始です。

落ち着きが漂う中、針金を細工し、天井から吊り下げられた円柱のオブジェの中にレイアウトをするなどの遊び心も持ち合わせている。
ここではサンダルを中心にピック。
オーセンティックなプロダクトはレザーならではの重厚な作りとデザイン性、履き心地を体現した確かなモノづくりを感じることのできるブランドです。


スタートからビッグネームが名を連ねておりますが1日目はこれにて終了です。

途中2組に分かれて回る時間がありましたが、私が回ったのは以上の5件。
どのブランドもそれぞれのアイデンティティを確立したコレクションを展開しており、初参加となる私には非常に嬉しい刺激の多い1日になりました。
仕事を終えた夜には小林くんとハンバーガーを食べに出るなど、なんとなくですが仕事以外の時間も充実していた気がします。

ちなみに余談ですが私、今回の出張でハードな撮影に不向きなレースアップのレザーブーツを着用しておりましたが、おやつと引き換えに替えの靴を持ってくるのを怠ったため、日に日に足の疲れに悩まされて行くのでした。笑



2日目は11BY BORIS BIDJAN SABERI、BORIS BIDJAN SABERI、nude:masahiko maruyama、iolom、DEVOA、ISAAC SELLAM、individual sentiments、Bergfabelの様子をお伝えします