商品コード：JKH-MDF

DESCRIPTION
DEVOA 2021-22 Autumn Winter Collection.

・ デザインについて
デザインは2017-18AWコレクションで製作していたモデルをベースに、フロントのマグネットホックを取り除いたシンプルなデザイン。
比翼仕立てのフロントはダブルジップで開閉でき、ジップを開けたままスナップボタンで比翼部分を留めることもできます。
ポケットは止水ジップで、内側にもポケット付き。
袖口は20-21AWのCTI-WMCのコートと同様のレイヤードのリブニット仕様になり、手首の防寒性が向上しています。

・ シルエットについて
着丈は少し長く、お尻に被る程度にして、シルエットも少しゆったりとしたシルエットに変更しています。
旧型では内肘の可動部や脇の中綿を他の部位より薄いシンサレートに切り替える事でスマートなシルエットを作り出していましたが、今回は内部でダウンの量を調節してセパレートする事で同様のシルエットを作り出しており、中綿は全てマザーグースダウンの仕様となっております。

・ 表地について
表地は、超強撚のWool super120’sです。
細番手の糸を超強撚することで、糸にナチュラルストレッチを持たせた素材です。
旧シーズンのダウンジャケットよりも軽く、表面は肌触りのよいタッチに仕上がっております。

・ 衿の生地について
衿の内側の素材にはウィントンウールカシミヤを使用しました。
タスマニア島に現存する唯一のサクソン種の大変希少な純血種の羊から採れる最高品質を誇る羊毛「ウィントンウール」
飼育している牧場の名を冠したこのウールは、テーラーの間では最高級の生地として取り扱われ、限られた人達にのみ知られる存在でした。
すでに生産をしていないため、現存するストックのみの大変貴重な素材でもあります。
今は市場に出回っていないこの生地のデットストックの原料をカシミアと混紡し、肉厚なウィントンカシミアの生地を惜しむことなく使用しています。

・ マザーグースダウンについて
中のダウンは高級ダウンとして知られるマザーグースダウンを100%使用しています。
マザーグースの大きな特徴として、高い保温性と軽いことが挙げられます。
マザーグースとは、2～6年飼育された親鳥のことで、飼育期間が長いため通常のグースと比べると、羽毛の羽枝が長く本数も多いためダウンボールが大きく成長しています。
羽枝の本数が多く長ければ包み込む空気の量も多くなるため、中心部の核が大きく成長していて丈夫であり羽枝が抜け落ちにくく耐久性に優れている上に、熱量も多く蓄えることができます。
また、ダウンボールが大きいと少ない量で多くの空気を含むことができるため、軽量になります。
今回のジャケットはフェザー(芯のある羽根)を混ぜず、ダウン（綿毛）のみを使用しているため、特に軽量で保温の高い仕上がりになっています。

・ フィルパワーについて
フィルパワーとは、羽毛のかさ高性を現す単位で、ダウンの反発力・復元力のことです。
フィルパワーの数値が大きいほど空気を多く含んでおり、大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れ、暖かく良質なダウンといえます。
わずかな重量で極めて高い保温力を持つことができるため、極めて軽量な製品を生み出すことが可能です。
一般的に、500フィルパワー以下は低品質ダウンであり、600～700フィルパワーが良質ダウン、700フィルパワー以上は高品質ダウンといわれています。
今回使用しているダウンは850～900の高品質なダウンのみを使用しています。
フィルパワーの数値が暖かさに直結するわけはありませんが、数値だけをみると雪山などアウトドアのシーンや厳冬の着用にも耐えうるレベルです。